「疾風知勁草」

行草混じり 半切 軸装

疾風に勁草を知る。強い風が吹くときに、本当に強い草がわかるという意味です。逆風が吹く時、嵐のような出来事に直面する時、本当の強さがわかるということですね。
この言葉は「後漢書」の「王覇伝」に現れる言葉で、後漢の初代皇帝・光武帝が王覇向かっていった言葉として書かれています。

「光武謂覇曰 潁川従我者皆逝 而子独留努力 疾風知勁草」
 
光武帝は(王覇に向って)言った。
潁川にて我に従う者、皆逝く。
しかし子、独り留まり努力す。
疾風勁草を知る。