書と暮らす

上條雅峰の書と書にまつわることなどを綴ったブログです。

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ホーム 和紙・画仙紙

中国の書画用紙「宣紙」と「紅星牌」

中国の書画用紙「宣紙」と「紅星牌」

2019/09/08
和紙・画仙紙
楮・三椏・雁皮などを原料に日本で漉かれた紙を「和紙」と言うのに対し、中国で漉かれた書画に使用する紙は「 画仙紙 」と呼ばれます。「画仙紙」と言う呼び方は「 宣紙 」からきているそうで、その「宣紙」とは、中国・宣州(宣…

短冊に俳句や短歌を書いてみよう

短冊に俳句や短歌を書いてみよう

2018/09/05
作品作り
和紙・画仙紙
短冊 や 色紙 に作品を書く場合、ぶっつけ本番になるため、作品としての価値は一般的に半紙などに書いたものに比べて低いということになっています。もちろん、実際にはぶっつけ本番などということはなく、ちゃんと練習してから…

懐紙と短冊と色紙

懐紙と短冊と色紙

2018/08/31
和紙・画仙紙
外苑前教室で、ある生徒さんが半切の作品に落款印を押すときに「半切ってまっすぐじゃないんですね!」と驚いていました。書道用紙に限らず、紙の角って正確に直角ではないのですが、手漉きの書道用紙ではその狂いも大きく、さらに半…

ザラザラが表かツルツルが表か

ザラザラが表かツルツルが表か

2018/05/27
和紙・画仙紙
昔は、コピー機にコピー用紙をセットするとき「よく紙をサバキなさい」と言われたものです。でも最近は千枚のコピー用紙ひとシメを包装紙から出してそのままコピー機の給紙トレーに入れても、紙詰まりを起こすコピー機を見たことがあ…

紙と和紙の歴史

紙と和紙の歴史

2017/04/14
書の歴史
和紙・画仙紙
「後漢書」には105年に蔡倫が紙を作り、和帝に献上したという内容の記述があり、ながく蔡倫が紙の発明者だと伝説的に伝えられてきました。 放馬灘紙  しかし1986年に中国甘粛省の放馬灘(ほうばたん)で世界最古…

紙と環境破壊と和紙

紙と環境破壊と和紙

2017/04/08
和紙・画仙紙
1874年(明治7年)に始まった 洋紙生産 は、次第に盛んになってゆきます。当時の紙の生産統計によると、明治17年には手漉き和紙がシェア100%でした。しかし、洋紙が生産を急速に伸ばし、1897年(明治30年)には手…

機械漉き和紙の歴史

機械漉き和紙の歴史

2017/04/03
書の歴史
和紙・画仙紙
日本で初めて機械によって紙が漉かれたのは、1874年(明治7年)のことです。1872(明治5年)年2月東京・日本橋蠣殻町で創業した「有恒社」は、イギリスの抄紙機(しょうしき 紙を漉く機械)と製造技術を導入し、18…

藁は白かった

藁は白かった

2017/03/31
和紙・画仙紙
山梨県身延町といえば、 雨畑硯 の産地。けれどもう一つ、西嶋和紙もこの地の伝統工芸品です。 西嶋和紙は、三椏(みつまた)を主とした画仙紙を生産しているのだそう。 画仙紙とは、適度なにじみ、カスレがあって漢字作品に…
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書いている人

上條雅峰(かみじょう がほう)
1964年長野県生まれ
書家である父より書を学ぶ
日本自由書道連盟常任理事
日本デザイン書道作家協会 会員
桃李会主宰

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    外苑前教室で唯一の学童は小学校六年生です。学校で使っていた筆を見せてもらったら、カッチカチに固まった状態でした。学校…

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