《脇付》(わきづけ)

手紙の宛先に、先方に敬意をあらわす意味で書き添える用語。「机下、机右、座右、硯北、侍史、尊下、みもとに」などがある。

《和硯》(わけん)

日本で生産されるのこと。

《和紙》(わし)

楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)などの繊維で作った紙のこと。

主な産地:
・小川和紙 埼玉県比企郡小川町
・西島和紙 山梨県南巨摩郡中富町
・越前和紙 福井県今立郡今立町
・石州和紙 島根県那賀郡三隅町、津和野町
・美濃和紙 岐阜県美濃市
・因州和紙 島根県八頭郡佐治村
・伊予和紙 愛媛県伊予三島市
・土佐和紙 高知県土佐市
・大州和紙 愛媛県喜多郡五十崎町

《和装本》(わそうぼん)

日本の伝統的な製本法。糸で綴じた書籍の装丁。「袋綴じ」「和綴じ」ともいう。

《和様》(わよう)

日本的な書や様式。中国書道とは一味違った日本的な風趣をもった優美な書が創出された鎌倉代以後のものを指す。

《腕枕》(わんちん)

木や竹などが原料で、腕をおく道具。今、書いた文字が手でこすれて汚さないために置く。

《腕法》(わんぽう)

書写するときの腕の構え方。「懸腕法」「提腕法」「枕腕法」「廻腕法」などがある。